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【CSスタッフブログ】散歩が楽しくなる(?)設計者が教えるコンクリート構造物の見かた
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皆さんは、休日の散歩中にふと足を止めてしまうことはありますか? 「あそこのカフェ、おしゃれだな」「あのお花、きれいだな」……。
そんな素敵な景色が広がる一方で、私たち設計者の目は、ついつい別の場所に向いてしまいます。それは、街のいたるところにある「コンクリート構造物」です。

1. 坂道の守り神「擁壁」の表情
住宅街の坂道を歩いていると必ず出会うのが「擁壁(ようへき)」です。 実はこれ、ただのコンクリートの壁ではありません。
L型擁壁: 断面が「L」の字になっていて、土の重さを利用して踏ん張っているスマートなタイプ。
重力式擁壁: 自らの「重さ」で土を抑え込む、どっしりとした硬派なタイプ。
擁壁は縁の下の力持ちといった所でしょうか。

2. その巨体で街を支える「BOXカルバート」
道路を歩いていて、ふと「ここだけ少し舗装の感じが違うな?」とか「側溝の形が変わったな」と思う場所があれば、その下には「BOXカルバート」が眠っているかもしれません。
道路の下に埋まっている箱型の構造物で、中には水が流れていたり、時には人が通るアンダーパスになっていたりします。
地上からは見えませんが、私たちはその「箱」がどれだけの荷重に耐えられるか、ミリ単位で計算しています。

3. 水のプロフェッショナル「下水道」
雨の日、道路に水たまりができずにスッと流れていく。 当たり前のことのようですが、そこには下水道設計の緻密な計算が隠されています。
わずかな勾配(傾き)をつけて、水を淀ませずに運ぶ。
マンホールの蓋を見かけたら、「この下で水たちがスムーズに旅をしているんだな」と、設計者のこだわりを思い出していただけると嬉しいです。


まとめ
「擁壁」も「BOXカルバート」も「下水道」も、目立ちはしませんが、街の安全を守るためには欠かせない存在です。
もし皆さんも散歩中にコンクリートの壁やマンホールを見かけたら、ぜひ心の中で「お疲れ様!」と声をかけてみてください。
いつもの景色が、少しだけ頼もしく見えてくるはずです。

さて、今日もまた「街の安全」を形にするために、図面に向き合いたいと思います。

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